いろんな歯科医院のホームページを見させていただくと、「インプラント治療はほとんど痛みがありません。腫れません」と断言していることがあります。しかし、それは骨移植など形成手術を行ってない時に言えることです。それを例外として言及しない限り、患者さんに嘘を言っていると言わざるを得ないと思います。
腫れたり痛みがあったりすることは誰も好まないですね。しかし、お手軽簡単に全てのことが成り立つ訳では無いのが世の定法です。
さてmインプラント治療では、どんな処置がなされる時に腫れや痛みを残すのでしょうか。弁慶の泣き所(すね)をうっかりぶつけると痛いのは、骨膜が直接衝撃を受けるためだそうです。
インプラント手術後の腫張は、骨膜の損傷程度がキーポイントみたいですね。
骨膜には神経が存在し、痛みを感じます。骨膜は外層・内層の2層からなり、外層は膠原線維(こうげんせんい)と弾性繊維から出来ています。内層は血管や神経が豊富に分布しています。骨膜にダメージを与えた時に腫脹・疼痛は起きるということです。逆に骨を削ることに対しては意外と痛みになりにくいのです。
インプラント手術の技法に、粘膜を伸展させるため、剥離した粘膜の深いところで密な繊維組織の骨膜を切除する「減張切開」というものがあります。
減張切開は、骨移植などと併用されるものですが、この減張切開を行うと間違いなく腫れます。過剰な免疫応答を抑えるために、ステロイドを用いることもありますが、ステロイドは両刃の剣であり免疫応答を抑制するため、感染の危険は上がります。
しかし、外科的ダメージの少ないと言われる内視鏡手術でも重大な事故が多発している現状を見ても、術後のダメージと安全や高いレベルの治療のどちらを優先すべきかはドクターの経験とセンスだと思います。
そこで、我々歯科医師は以下のようにインプラント手術後の腫れ、痛みを軽減する努力をしています。
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