インプラントを入れる本数は、喪失した歯の本数と同じにする必要はありませんが、負荷のかかる人工歯を支えている柱となりため、その埋入位置は重要です。わかりやすく話をするために、インプラントを家に例えて話をしましょう。
上の写真を見て下さい。
たとえば上顎無歯顎の場合、8本前後のインプラントで支えれば十分と考えます。
強度を得るため、アーチ状に、均等に8本配置するのが理想です。
これは十分な耐震強度の建築物に例えられます。
上の写真は、実際にインプラント体(骨に埋め込まれている部分)を取り付けたものです。
8本が垂直ではないにしても、非直線的にアーチ状に配置され、強度を得ていることがわかります。
8本を4本に減らしました。耐震強度は十分ではないですが、なんとか咬合力は持ちこたえられそうです。
なぜでしょうか?
それは4本のインプラントを四隅に配置しているからです。
試しに、インプラント4本を左側に偏った配置にしてみます。
これでは、てこの原理が働き、咬合力が人工歯に強くかかってしまいます。
多角形を形成するように、非直線的・アーチ状に並んだインプラントは、抵抗力が拡大します。そのため、同じインプラントの埋入本数でも、適切な位置を考えて決定する必要がある。ということです。理屈ではわかっていても、硬い骨のある場所を探しながら、最適な場所にインプラントを埋入するのは、経験と技術を要するのです。
当医院のインプラント技術と経験をご覧ください。
〒673-0866
兵庫県明石市朝霧町3丁目9-2
info@asagiri-implant.com