インプラントを入れることは、適切な耐震設計のなされた建築物を建てることと似ています。前歯のインプラントは、噛む力がインプラントに対して側方にかかるので、奥歯を支えている歯が中等度以上の歯周病の場合は、非常に危険なのです。
インプラントの埋入位置は、力を分散するよう直線的にならない配置が大切です。それが無理であれば、インプラントにこだわらず、ブリッジを選択すべきかもしれません。
たとえば、下写真の患者さんは、前歯2本が歯周病でぐらぐらになり来院されました。はたしてこの前歯をインプラントにすることは正しい選択でしょうか?全体にわたり中等度以上の歯周病が存在しており、この場合ブリッジで対処すべきです。
前歯の隙間があいてきて、出歯になってきたことが問題で来院されました。しかし、この症例の問題は前歯だけでなく、本来咬合の高さを維持すべき 奥歯が喪失されていることが問題です。このような場合、奥歯をインプラント治療することは非常に有効です。奥歯を強いインプラントで支え、元の咬合の高さに戻してから、前歯に歯周治療をほどこし、健康な歯肉と美しい歯並びを回復させました。
前歯部の欠損にはブリッジを選択し、インプラントは避けるべき
奥歯はインプラントでOK
当医院は、歯周病咬合治療にも積極的です。
〒673-0866
兵庫県明石市朝霧町3丁目9-2
info@asagiri-implant.com